久しぶりの更新
決してサボっているわけではございません、窓枠を取り付ける前に大引き(床をささえる部材)をどうするか悩んでおりました。
以前は8畳と6畳を1本で渡してあった(約7mあるので途中で繋いでいたが)
同様にしようと思ったがどう考えても倒れてしまう。
そこで6畳と8畳の間の敷居の下に横架材を渡して中継することにした。
しかし、6畳は洋室、8畳は和室にするので、床高さを同じにするため大引きの高さで調整しないといけない。
大引き受けという金物を使うと別に何ということはないが、せっかく職業訓練校で伝統軸組み工法を習ったので仕口を作ることにした。
いろいろ考えたあげく、和室側は腰掛蟻、洋室側は兜蟻掛けを使うこととした。
といってもまねをしているだけですが・・・
本当の大工さんは仕口を加工する際、線を墨1本残すとか半本残すとかして、しっかりと組み込むように加工するのですが、私の場合はとりあえず入ればOKです。
数をこなしているうち上達するでしょう。
木材はねじれや曲がりがあって、くせを読むのに相当技術を要するのです。
窓下の土台
ここは大入れにするか迷ったが束がずれると恐いので腰掛にした。
蟻掛け男木
木取りの失敗
まさか裏に節があるとは思わなかった
何とか加工(兜蟻男木)
横架材
左が洋室、右が和室(女木加工は同じにした)
ほぼ完成
大引きの下の束は鋼製束を採用
ネットでかなり安く買えた
金属だと虫食いの心配は無いし高さ調整が簡単
大引き下の束石はコンクリートブロック、専門家に言わすとNGでしょうが、何しろ安い
窓側から
明日から窓枠取り付け
私のバイブル
左上、図書館にある伝統木造軸組建築工事共通仕様書
右上、職業訓練校で使ったノート
左下、大工の知恵・ノウハウがいっぱい
右下、職業訓練校の教科書
こういうのを読んでると、ふだん取材している工務店の大工さんってすごいんやなあ、と改めて思いますね。
返信削除もちろん、コバヤシさんもすごいよ!